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人生を飲み尽くす

介護大好き

特養の准看護師への有罪判決は本当に悪なのか

長野県安曇野市の特別養護老人ホーム「あずみの里」で、2013年12月、当時85歳の女性利用がおやつのドーナツを食べた後に死亡した事故。当時、現場にいた准看護師が注意義務を怠ったとして業務上過失致死罪に問われた判決公判が平成31年3月25日に行われ、求刑通り准看護師が罰金20万円の有罪判決を言い渡される結果となりました。


世間では「この判決はおかしい」「介護、看護師のなり手がもっといなくなる」という声が多く上がっており、判決に関わった人への批判が相次いでいます。判決を下した関係者や亡くなられた利用者の遺族を悪者扱いする中、筆者はこの判決は正しいと思っています。


介護業界に9年間携わってきた身として「判決はおかしい」と声を大きくして言いたい気持ちはありますが、当然のことだと思います。ただ、責任を負わせる人は間違っていると思います。


あとは、「おかしい」という感想だけで終わってはいけないと強く思いますね。心の中では「勘弁してくれよ」という気持ちもありますが、この判決を見て学びを得なければいけません。

看護師に落ち度はある

インターネット上では「85歳だから遺族は文句言うなよ」「もの詰まらせなくたって亡くなる年齢だよ」「人員不足なんだから事故が起きたってしょうがない」「給料が少ない上に激務なんだから見えるはずがない」という意見が飛び交っています。


しかしです。このような意見は亡くなった利用者、家族にとっては全く関係のないこと。遺族が「人員不足だから亡くなりました」「85歳という年齢なのでしょうがない」と言われて納得するはずがありませんよね。


嚥下機能が低下している利用者にゼリーを提供することが適当だったのにも関わらず、飲み込みが困難なドーナツを間違えて提供したという事実があるのですから、准看護師に落ち度はあります。


飲み込み不良が死亡に直結していなかったとしても、重大なミスであることは変わりません。それを無視して「判決はおかしい」と声をあげ続けるのはナンセンスだと思います。医療・介護現場で働く僕たちは命に関わる重大な任務を任されていることを自覚すべきです。

雇用主の指揮命令に従うのが労働者

今回の事件で責任を負わされたのは現場にいた准看護師。罰金20万円の有罪判決を言い渡されました。これを見た介護現場の職員誰もが思うことは…


「なぜ現場の職員が責任を負わされるの?」ということだと思います。ここまで事が大きくなっているのは労働者である准看護師の責任となっているからでしょう。


実際に准看護師は、喉に詰まらないゼリーを提供する事が決まっていたのにも関わらずドーナツを提供した為、過失があることは事実。しかし、現場の職員がこのような行動を起こしたのは雇用主の管理不足が原因です。


ここまでは深掘りされませんが、人員不足で准看護師が喉を詰まらせた利用者に気が回らなかったのも雇用主の責任です。


今回わかったことは「労働者として働いていても責任を全て押し付けられる」という認識を介護業界全体に与えてしまったこと。一番事故に遭遇しやすい現場職員として働いても、上司や経営者は責任を取ってくれない事がわかりました。


現場で働いていない介護以外の人は責任を取る必要がないでしょうから、ますます介護士になりたい人というのは減っていくでしょう。

人員不足は解消されない

少子高齢化が進む一方でこのような判決があったのでは、人員不足は一向に解消されないでしょう。2019年10月、国は介護士を中心に処遇改善加算を与えるという方針ですが、給与アップだけでは介護士を惹きつけられない現状となりました。

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いくら給与が上がろうと、勤務していれば介護事故に遭う可能性はあって自分に大きな過失はなくて有罪になってしまうことを考えれば、わざわざ激務で薄級の介護士になろうという人は増えるはずがありませんよね。

まとめ

今回は判決に関わった人、医療・福祉の現場で働く人、亡くなられた利用者、家族は悪ではありません。「悪なのは国」という結論を出させていただきます。


冷静にこのニュースを振り返ってみると「責任のある仕事なんだ」ということを再認識しました。普段から人の命に携わっているはずなのに気付かされましたね。


1つのミスで人は死に至ってしまう世界で生きているということを自覚しなければなりません。一見このニュースは医療・福祉に携わる人にとってマイナスなイメージがあると思いますが、現場の人にも責任がある=価値のある存在という風に取れると思います。責任を負わせてくれるほど立場とでも言いましょうか。


また、福祉業界は雇用の受け皿と言われるように、誰でも入ることのできる業界とも言われています。責任のある重い仕事であるというイメージが付いたので生半可な気持ちで転職する人は減るのではないかと思います。


これからは自分の仕事に責任を持ち、根拠のある支援を展開できる人だけが働く業界になっていくのかもしれませんね。これはサービスを利用する人にとっては良いことです。

介護士の僕が経験した副業(Wワーク含む)6つ!

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介護職は副業なしで生活を維持するのが難しい

介護士のお金の悩み

  • 介護士だけど給料が少なすぎる…
  • 昇給少ないから副業始めようかな…

「なんでこんなに大変なのに給料が少ないんだろう」」というのは介護士のほとんどの人が思うことではないでしょうか。


全産業に比べて10万円ほど月収が少ないというデータがある介護士は生活するのもやっと。


かく言う僕も9年ほど介護業界にいるので低収入です。なので生活費や一時的にお金が足りなくなった時は副業をして凌いできました。


今回は31歳介護士の僕が今まで経験してきた副業を紹介します。介護士という仕事を踏まえながらオススメできるものも挙げていくので、本業以外で収入を得ようと思っている人は参考にしてみてください。


ちなみにここで言う副業は、Wikipediaさんに載っている通り事業所得や雑所得以外のアルバイトも含んでいます。いわゆるWワークってやつですね。


「アルバイトを本業にしている人もいるんだから、アルバイトは副業ではない!」という方はすみません。


では行ってみましょう!

放課後デイサービス

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放課後デイサービスのバイトは福祉大学時代からやっていて、社会人になって少しだけ勤務していました。障害分野に興味を持つきっかけになったので非常に思い出深いバイトです。


介護と似ているので非常にやり易いですし、子どもと遊ぶのは単純に楽しいです。ここで放課後デイサービスを知らない方のためにちょっと説明しますね。

  • 放課後デイサービスとは

6歳〜18歳までの障害(身体、知的、発達)を抱えた子どもが、学校終了後や休みの日に療育や居場所機能を備えた福祉のサービスを受けることを言います。


障害児の学童保育とも言われており、個別療育や集団活動を通じて家や学校以外で居場所や友達を作る目的があります。


働く職員はサービスを利用する子どもと同じ時間を過ごします。基本的には楽しく遊びますが、同年代との子供との接し方を教えてあげたり音楽療法や個別療育をすることもあります。

  • 子どもが好きならオススメ!

福祉大学時代から今も続いているくらい楽しいですね。


勤務時間は平日は大体13:00〜17:00で、休日や夏休みなどの長期休みの日は朝から夕方まで勤務することが多いです。


本業が日中勤務の時はシフトに入れないので、休みの日と、平日は夜勤明けで少し寝て午後から出勤というパターンでした。


時給は1,200円とやはり福祉系バイトの時給は高いですね。他の求人を見ても1,000円前後なので平日の短い勤務時間でも結構稼げると思います。


僕はある程度の休みが欲しいのでせいぜい5万円くらいでしたね。

1ヶ月で5万円でも増えると世界が変わります。

平日は民間の多目的室などを借りて音楽を演奏したり、ダンスしたり、公園で遊んだり。工作などのもの作りも積極的にやっています。


定期的にダンスの発表会があったのでその時の練習には力が入りましたねー。メインは子どもなのですがめっちゃ緊張しました笑。


休日は外出支援が多く、車や電車、バスを使ってガイドブックに載っているような観光施設やレジャー施設で1日遊びます。


基本は楽しいので大変だと思うことはあまりないのですが、大変なことを挙げてみます。

大変なこと

  • 子どもの体力が底なしなので体がついていかない時がある
  • 子どもがパニックになると突発的な行動に出るので緊張する
  • 親からのクレームがたまにある

こんなところでしょうか。子どもな元気に付くと体がヘトヘトになりますね。発達障害の子は多動であることが多いので余計かもしれません。


ただ、基本的には子どもとマンツーマン対応ですし多くても2、3人なので危険とかそういうのは滅多にないですね。


あとはたまーに親からのクレームがあります。本当に稀なのですが、お子さんを大切に思っている証拠だと思って真摯に受け止めるようにしています。

  • シフト制の介護士には◯

介護士は平日休みが多いのでバイトに入り易いかと思います。休日休みであれば終日の勤務でガッツリ稼ぐ事が出来ますね。


また、相談員やデイサービス職員など月〜金で仕事をしている人は土日に勤務が出来るので都合がつけ易いでしょう。


春休み、夏休み、冬休みの他、お盆やゴールデンウィークなどはさらに仕事が増えるのでシフトに入れないことはないと思います。


介護職、介護職以外にもオススメできるバイトなので興味を持った方はぜひ。

引っ越し

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力仕事でキツイというイメージのある引っ越しバイト。短期間でガッツリ稼げるというのでやってみました。

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詳細は上の記事に書いてあるのですが、繁忙期だった3月にトライしたもののメチャ楽だったっていう笑。たまたまでしょうね。


その後も何度かやってみましたがそれなりにキツかったですね。引っ越しバイトはすぐにお金が必要な時だったので、すぐに辞めちゃいました。


求人媒体は色々悩んだ挙句、ショットワークスという1日単位で出勤できる所にしました。


シフト制のところもいいのですが、本業で疲れた時とか予定が入った時に対応できないので、その点ショットワークスは便利。


仕事前日の夜までシフトに入るか迷う事が出来るのはかなりありがたいです。本業でもシフト表見てるのに、副業でもシフト表見ると「「うわっ仕事入ってるよ」って思うんですよね。自分で入れたにもかかわらず笑。


でも1日単位で前日だからシフトに入れないということはなかったですよ。引っ越し会社曰く「人手が多くて困ることはない」だそうです。


引っ越しは時間に囚われず、体を動かす人が好きならオススメできるアルバイトですね。

倉庫作業

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またもや力仕事です。倉庫内にレーンがあって大手衣料品会社の服が入った段ボールを店ごとに分けていくものです。


時期によって量や入っているものが違うのでダンボールの大きさや重さはバラバラです。繁忙期は冬で派遣の人が大量に来るほど人手が足りないみたいでした。


なので冬は毎日のようにシフトに入れるけど、夏はあまり入れないといった感じでした。でも多分毎日でも働けたと思いますね。


このバイトはキツい時はめっちゃきついですが、楽な時はめっちゃ楽でした。日によって倉庫に運ばれてくるダンボールの量はまちまちで、運ばれてくる時間もまちまちです。


つまり、トラックが到着しなければ待機という名の休憩になりますし、トラックが途切れなければ機械のように段ボールを運びまくります。


出勤した日が当たりかハズレかによってだいぶ疲労度が違いましたね。たまにフォークリフトの運転をする事があるのである意味その時間は休憩でした。


なんだかんだシフトに入れる日が多くて長時間勤務ができるという理由で2年くらい続きましたね。


働いている人は変わった人が多かったですが、力仕事特有のドロッとした人間関係はなかったので楽でしたね。テキトーですし笑。


単純作業が苦手な人にはお勧めできませんが、接客をあまりしたくない人にとっては精神的に楽なバイトでしょう。

居酒屋のキッチン

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アルバイトの王道、飲食店。


賄いとか食べられるから好きなんですよね笑。大学生の頃はバーミヤンのキッチンでチャーハン作ってましたから笑。


ということで学生の名残で居酒屋のキッチンに入ってみたんです。しかもオープニングスタッフで。


当時は27歳くらいだったでしょうか。周りは高校生や大学生ばかりで若干ノリについていけなかったですが、若い頃を思い出すようで楽しかったです。


ただ、居酒屋ということで勤務終わりが深夜2時とかになってしまって体的にはキツかったです。


次の日が休みだといいのですが、次の日に本業があってもシフト入れちゃってたのでそれがダメでしたね。しっかりシフト管理できれば時給も良いのでありだとと思います。

ブログ・アフィリエイト

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ここからはアルバイトというより個人事業主の働き方です。時給ではなく成果報酬といったイメージで構わないですね。


ブログ、アフィリエイトとは何かというと、まさにこの記事のことです。この記事を読んでくれた人が広告をクリックしたり、クリックした商品の購入やサービスの会員登録をしてくれると収入になるという仕組み。


「広告をクリックして貰えばお金もらえるなんて簡単じゃん」と思うかもしれませんが、これが難しいのなんのって。


ブログやサイトを見てもらうのにはSEOというGoogleで上位表示させる技術が必要だったり、オリジナルの集客方法が必須です。芸能人でもない素人が真面目に記事を書いたとしても誰一人として読まれない世界です。


そして、時給制のバイトと違いいくら作業しても最低でも3ヶ月くらいは収入がゼロです。すぐに結果が出る働き方ではないので始めた9割の方が脱落していく世界。


と、前置きが長くなりましたが、僕の収入はというと…


ほぼゼロです。

こんだけ引っ張っておいてゼロかよ笑!

それはなぜかというと、広告をほとんど貼り付けていないからですね。もう少しアクセスが伸びたら広告を貼っていきたいと思っています。


いまの段階で貼り付けても、月に牛丼が何十杯か食べられるくらいにしかならないので。


でも、牛丼が食べられる金額は働かなくても得ることのできるお金です。こうやって記事を書いていない時に、誰かが僕の記事を読んでくれて広告をクリックしてくれると収入が発生する仕組みなのですから。


仕組みが出来てしまえば働かなくても生活できるレベルは達するでしょう。僕は介護の情報を発信することが目的なのでそこまで行こうとは考えていません。

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ただ、世の中にはブログだけで食っている人がいるのは事実です。


ブログ・アフィリエイトは短期的にお金を作りたい人には向きませんが、コツコツと作業ができる人にはオススメできる副業ですね。

Uber Eats(ウーバーイーツ)

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ウーバーイーツとは、マクドナルドや松屋などの、自社で宅配サービスを実施していない店舗で商品を受け取り、依頼人に届けるという比較的新しいビジネスモデルです。


米国発祥のサービスで日本は2016年にサービスを開始しました。


仕事内容は単純で、自分のいる近くの対象店舗からデリバリーの依頼があった店舗で商品を受け取り、依頼人の自宅やオフィスに商品を届けるというものです。


勤務時間は自由で働きたい時にボタン1つで出勤と退勤が操作できます。今まで紹介したアルバイトのように出勤して一定時間働くというものではないので、自由度は抜群です。


上司に怒られるわけでもないし面倒な人と一緒に仕事するわけではないので、ストレスは皆無。ただ、成果報酬型なので、働けばその分稼げるし、働かなければ給料はゼロです。


ちょうど昨日ウーバーイーツの初出勤をしてきたので、詳細は後ほど記事にしようと思います。

介護士の副業まとめ

  • Wワークは短期間で十分!

短期間で十分!と書きましたが、これは短期間しか出来ないという意味ですね。現在31歳で色々な副業を経験してきましたがやはり本業の合間にアルバイトをするのは身体的、精神的に疲れます。


時給制の労働はお金が必要になった時などの一時的に留めておくのがイイというのが感想です。アルバイトは結局は労働ですし、いくら働いてもその時限りの収入にしかなりませんから。


介護士で副業を考えている人には息の長い資産になるような副業をオススメしたいですね。ブログでもいいですしYouTubeだっていいです。不動産投資やFXでも良いでしょう。


その中でもやはりブログを推します。基本的にインターネットビジネスは初期投資費用が圧倒的に少ないですし、死ななければ勝てる世界です。


最初は全くもって稼げませんが、自分の資産を持てることは非常に大きいです。働いている企業がもし倒産になった時には強いですしね。


低収入の介護士が給料を増やすには副業か転職の2択ですからね!

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ではまた!

給料の高い介護施設ってブラックなの?

給料の高さは働きにくさに比例しない

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給料にまつわる話

  • この施設、他のところと比べて給料高いけど裏があるんじゃないの?
  • 給料が高いってことは危険だったり激務なんだよね?

給料が高い=人がやりたくない仕事をさせられるとか、危険な業務が多いというイメージがあると思います。危険だったり劣悪な労働環境の仕事は給料が高い傾向にあるのでしょうがないのかもしれませんね。


では、他と比べて明らかに高い給料を出している介護事業所や施設は本当にブラックなのでしょうか。


個人的な経験ではブラックではなくむしろホワイトであると思っています。

逆なイメージがあるけど…

こんな風に思った人も多いでしょう。


なのでこれから給料の高い事業所や施設がホワイトで働きやすい傾向にある理由を説明していきますね。


この記事を読むことで、求人を探す時に「給料が高いすぎるからダメ」と高給与の求人を排除しなくなります。高給与で働きやすい職場へ転職することの出来る可能性が増すと思うので、介護業界に興味がある人は参考にしてみてください。


では行ってみましょう!

経営が上手

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介護事業所や施設は、市町村からもらう介護報酬で職員の給料や施設の運営費を捻出しているのですが、介護報酬は利用者の要介護度とサービス内容によって上限が決まっています。


上限のある介護報酬の中で人件費を高めに設定できているということは、無駄なお金を掛けずにうまく経営が出来ていると想像出来るというわけですね。


運営費の中に求人広告費も入っていますが、人材が不足していないのであれば求人広告を出す必要もありません。出すとしても、効率よく人を集めることができている可能性が考えられます。


良い経営者は、職員の給料を高く設定することは施設にも職員にもプラスでしかないことを知っています。


経営が上手い=上司が有能である可能性も高いので無駄な業務がなかったり残業が少なかったりと、働きやすい職場であると捉えることが出来るでしょう。

職員の満足度が高い

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介護職員の不満で最も多いの給料の低さです。その他の不満である人間関係の悪さや仕事のキツさも給料の低さが原因で引き起こされるものです。

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なぜ仕事がキツく感じるのか。それは給料が仕事に見合っていないからです。仕事自体がキツいのもありますがその気持ちを助長させているのが低賃金なんです。


今日を生きるのに精一杯である職員が利用者さんに良いサービスを提供できるわけがありませんよね。


給料が高ければ「仕事に見合った対価を受け取れている」という実感が湧き、仕事に対する充実感が増します。給料が低いことでの不満もなくなるので、愚痴が少なくなり職場の人間関係も良好に保つことができるという訳ですね。


また、給料が高ければそれだけ離職率は低下することが予想できます。職員の入れ替わりはストレスを伴いますから、その心配は少なくなりますよね。


話がズレますが、僕の職場は男性職員が退職した人数は過去5年間でたったの2人なんです。これって結構すごいことですよね。


自慢ではないのですが、世間の平均年収を上回る給料と有給完全消化など、給料や待遇の良さが職員の満足度に繋がっていると思っています。


一概には言えませんが、給料が低い職場よりも高い職場の方が働きやすいということが言えますね。

処遇改善手当がある職場は◯

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介護職未経験の人は「処遇改善手当って何?」という感じだと思うので、処遇改善手当についてざっくりまとめた記事を貼るのでまずは読んでもらえればと。

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何が言いたいのかというと、処遇改善手当があって金額が多い施設は働きやすい環境が整っているということです。

施設が加算を得るための改善事項

  1. 賃金体系の整備
  2. 研修や資格取得支援の実施
  3. 昇給制度の整備
  4. 賃金以外の職場環境改善の取り組み

処遇改善手当のある施設は、上の4つの改善事項のどれかをクリアしているということになります。見てわかる通り職員にとってプラスのことしかありませんよね。


また自分の話になりますが、僕の職場は手当の額的に全ての項目をクリアしていると思いますね。


表面上あまりわからないですが、項目に当てはまる取り組みをしている気がします笑。男性職員の離職率の低さが働きやすさを物語っているのでしょう。

まとめ

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  • 給料がいいところを狙うべし

ここまで読んでもらえれば、給料の高い施設は決してブラックとは限らないのがわかったのではないでしょうか。


もちろん給料が高くても働きにくい職場はあるでしょうけど、給料の低いところより働きやすい傾向にあると思います。


なので、求人を見る段階で給料の高い施設をはじく必要はないと思います。介護未経験の人も「経験がないから給料の低いところの方が求められる業務も少ないから…」と、給料の低い職場を選ぶ必要はありません。


介護経験がない人でも給料の高い職場へ就職することが可能ですから、ドンドン狙っていくべきです。

介護の面接で落ちても気にする必要がない2つの理由

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職場の下調べをしてしっかり受け答えできたのに落ちた…


感触はよかったのに採用されなかった…


面接で自分の力を発揮できたり、明らかに他の人より自分の方が採用に近いことが確認できたのにもかかわらず採用されないとショックですよね。


でも気にすることはありません。それはなぜかと言うと、理不尽な理由で採用しないという事業所や施設が現に存在するからです。

意味がわからないのですが…

優秀な人材は施設にとってプラスなはずなのになんで?って思いますよね。介護業界は優秀な人材を積極的に採用していないところがあるんですよ。


このことを知っておくことで面接に落ちた時のダメージが少なくなりますし、モチベーションが低くなるのを防ぐことが出来ます。


当然落ちた理由について分析して見直す必要はありますが、自分が優秀であったところを見直してしまうと次の面接でも落ちてしまうという負の連鎖に陥り兼ねません。


優秀な人を採用しない施設は成長しません。「こっちから願い下げだ」くらいに思っていた方が気が楽でしょう。


あなたはこの記事を読むことで

POINT

  • 面接に落ちても気にする必要がない理由
  • 施設が欲しがる人物像

がわかります。面接で不採用続きの人やこれから面接を控えている人は読んでみてください。介護職の面接で勝てる方法が見えてくると思いますから。

施設が欲しがる人材とは?

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介護施設がどういう職員を求めているのかがわかれば、自面接で落ちても気にする必要のない理由が自ずと見えてきます。


では、どういう人材を求めているのでしょうか。答えは…


普通の人です。

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詳しくは上の記事を見てもらえばわかると思いますが、介護業界は特殊な業界です。


僕の感覚によるものが大きいのですが、介護技術や知識のある人は施設によっては敬遠されてしまう傾向にあると思っています。


介護業界は空前の売り手市場であり、無資格未経験の人を採用しなければほとんどの施設が人材不足になるでしょう。


施設の中には、未経験無資格であったりほぼ未経験に近い職員で構成されているところがあります。そんな施設に優秀な人材が入ってくるとどうなるでしょうか?


介護技術や知識に差があっても給与に明らかな差が出ない介護施設では、優秀な人材は不満を抱く可能性があります。経験の浅い職員に対して厳しい指導をしたり、場合によっては罵倒することも考えられるでしょう。


働いている年齢層が幅広く癖のある人が多い介護業界。転職が容易なので少しのトラブルでも簡単に人はやめていってしまうのです。


経営者の中には福祉出身ではなかったり十分な知識がない人もいますから、優秀な人材に指摘されたりするのは嫌がる傾向にあります。


スキルや知識のある職員が少数派になりやすい介護業界は、優秀な人材はむしろ厄介になる可能性があるという訳ですね。

なんか悲しいですね

なので、もしあなたが無資格未経験ではなく、ある程度のキャリアがあるにもかかわらず面接に落ちたのであれば「よっしゃ!」と思うようにしましょう。


落ち込むことはありません。あなたはその施設に就職せず良かったのです。

そもそもの採用基準がガバガバ

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先ほども言った通り、経営者が福祉出身でなかったり高齢だったりすると採用の基準がバラバラになりがち。


掲げている理念とは全く縁のなさそうな人材を採用したり、根拠のない理由や好き嫌いで合否を判断する事は珍しくありません。

それは参っちゃうね…

採用の基準は施設職員や利用者さんの状況、施設の設備、採用担当の器量などの要素によって簡単に左右されてしまいます。そもそも介護の事業所や施設は大企業ではありませんから、採用のプロである人事が配置されていないのが普通でしょう。


役職者が面接することもあれば現場の介護職が判断していることもあるので、面接で重要視される点が同じ施設形態でも異なるんですね。だから、面接の必勝法を実践したとしても採用されないことがあるのです。


「40代の職員が多いから若い職員しない」という施設もあるでしょう。当然そんなことは求人票にも書いてありませんし、面接で聞いても「若い人は募集していません」とは口が裂けても言いません。


つまり、不採用の理由が一生わからないというわけです。考えるだけ時間の無駄なので違う施設を探したほうが効率的でしょう。

採用してくれるところは必ずある

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以上の理由から、介護の面接で落ちても気にする時間が無駄であるという話をしてきました。見直すことは大切ですが「ダメだから落ちたんだ」と悩みすぎるのは禁物です。メンタルが壊れて行きます。


転職回数は履歴書に書く必要がありますが、面接に落ちた回数は書く必要がないのでガンガン面接を受けましょう。


これからも売り手市場は続くはずですしあなたの力を求めている事業所や施設はあるはずですから。


僕は26歳の時点で3社目の施設で働き始めました。介護の転職や面接方法についての記事は「介護の転職」カテゴリーにあるので、気になった方は覗いてみてくださいね。

【介護】転職回数が多いのはプラスである3つの理由と面接での活かし方

日本は転職に対して後ろ向きな考え

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悩み

  • 転職の回数が多いから面接で受かるか不安…
  • 今の職場で働くのが辛いけど、転職が多くなると印象が悪くなるから我慢するしかない…

転職回数が多い=継続する力がないとか精神的に弱いというイメージがどうしてもありますよね。なので自然と転職回数は少ない方がいいと考えがちになります。


「転職10回なんてのは当たり前!」というアメリカとは違い「会社に骨を埋めるつもりで働け!」という考え方が定着している日本では当然かもしれません。


ただ、今は働き方も多様になってきていますし、特に介護業界は転職回数が多い方が有利だと僕は思っています。

この記事は

  • 介護業界は転職回数が多い方が有利な理由
  • 転職する上で重要なこと
  • 転職回数が多い時の面接での受け答え方

という流れで書いていきます。この記事を読めば「我慢せず転職していいんだ!」「面接でもプラスの答え方が出来るようになるのか」と思うことが出来るようになります。


転職に踏み切れない人や、面接の受け答えがわからないと悩んでいる人は読み進めてみてくださいね。

なぜ転職回数が多いと良いのか

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介護職は転職をたくさんした方がいい!という話をこれからしていきますが、


転職回数に応じて介護のスキルが伸び、知識が増えるからというのが結論になります。


介護を経験している人は「そうかも」と思ったかもしれませんね。一つずつ見ていきましょう。

新しいスキル、知識が得られるから

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介護に関する仕事であればどれも当てはまると思うのですが、一つの事業所や施設で得られるスキルや知識には限界があります。


経営者には福祉出身ではない人がたくさんいるので、事業所や施設ごとで方針や支援方法が全く異なるというのは珍しいことではありません。

働く場所を変えるだけなのに、ここは違う国なんじゃないかと思うことがしばしばあります笑

介護職から介護職へ転職したことのある人ならわかると思いますが「前の施設とはやり方が全然違う」という感想を抱いたことがあるのではないでしょうか。逆も然りで、新しく入ってきた人がいると「こういう考え方もあるのか」という感想を抱くはずです。


「じゃあ同じ施設で働いていても新しい職員が入ってくれば色々と学べるよね?」と思いますよね。


しかし、介護業界の職員は平均年齢は高くルーティーン業務も多いので、新しい考え方を取り入れなくてなんとなくやっていけるという性質があります。


同じ施設にいると日常化した仕事が全て正しいと思い込む傾向にあるので、学ぼうとする姿勢が薄れてしまうんですね。


一つの施設では一定のスキルや知識しか学ぶことができない可能性が高いということです。


施設が違えば使っている介護器具やその配置、職員の経歴や方針などは全く異なるので、違う施設で働けばそれだけのスキルや知識、考え方を吸収できるというわけです。


僕の施設では「一つの施設では考え方が凝り固まってしまう」という理由から、副業で介護をやっている人がいます。単発ではあるのですが、副業でやっている仕事のいい面を本業の方に持ってきてくれるのでものすごくプラスになっています。


副業程度でも考え方に明らかな違いを実感出来ているので、転職をすればもっと多様な考え方が出来るようになるということ。転職によってスキルアップが望める業界ということですね。

 

外部で仕事する機会が少ないから

介護の仕事は同じ職場以外の人と働く機会は皆無と言って良いでしょう。特別養護老人ホームであれば施設内介護ですから、ほとんどの時間を施設内で過ごすはずです。


大規模な法人であれば他の部署へ移動することで新しい職員と働く機会はありますが、結局は同じ法人なので方針や介護の方法などは基本的にはさほど変わりありません。


介護業界で職場以外の人と接触する機会といえば外部研修くらいでしょう。同じグループになった人と話してみると考え方や支援の方法など全く異なることがわかるはずです。


定期的に他の施設で働く機会があれば良いのですが、ほとんど皆無であるのが現状なので、転職という大きな方法でしか他の事業所や施設の方のいい面を学べないということですね。

転職回数は採用にほとんど影響がないから

POINT

  • 転職ありきなのが介護業界

介護職員のほとんどが転職者によって構成されているので、転職回数自体が多いのが介護業界の特徴でしょう。


僕の経験では、元サッカー選手、夢を追いかけるバンドマン、ブランクのある主婦など、本当に様々な人が働いています。


介護業界の平均勤続年数は5年程度と言われているように、介護業界を転々とする人も数多くいるのです。なので4、5回の転職経験は当たり前だと思って良いでしょう。

僕は8回転職経験のある介護職員を知っています笑

しかも、介護業界は売り手市場なので、採用担当も転職回数なんか見てたら採用する人がいないという状況になってしまいます。


今は転職回数が多い=いろんな考え方が出来るという認識で採用をしている施設も多いので、転職回数が多いことはむしろプラスに作用すると言って良いでしょう。


ちょうど今定年を迎える人たちは骨を埋める覚悟で仕事する時代に生きてきたので転職回数に敏感な傾向にありますが、それより下の世代であれば抵抗はないはずです。


重要なのは、なぜ転職回数が多いのかということを説明できるかなんです。

転職する上で重要なこと

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ここまで読んでみると、転職することはマイナスな要素ばかりではないことがある程度わかったと思います。


転職するハードルが下がりすぐに行動にする人も出てくるかもしれません。しかし、しっかりと目的を持って転職をしないと後々に苦労する結果となります。


なので、面接で転職回数の多さをうまく伝える方法の前に、転職する上で注意すべき点をお話ししたいと思います。

転職先で何を学びたいかを考える

転職先を選ぶ段階で何を学びたいのを明確にしておく必要があります。それはなぜかというと、転職した職場からまた転職する時に必要となるからです。


転職回数の多い人が面接で一番困るのが、「退職の理由が後ろ向きな理由になってしまうこと」です。


目的意識を持って転職し、働くことが出来ていないと「なぜ転職回数が多いのですか?」という質問に対し明確な理由を話すことが出来ません。明確な理由がはっきりしていないから採用されないのです。

前職を退職した理由

  1. 「1社目では上司の態度が気に入らず退職に至りました。」
  2. 「1社目の施設では◯◯を目標としスキルアップできました。学んだことを御社でいかしたいと考え退職に至りました。」

採用担当が1と2のどちらを採用したくなるかは一目瞭然でしょう。目的意識を持つことで業務のモチベーションが上がるだけでなく、その後に転職する時にも役に立つということです。


当然転職先では長く働くつもりでいるとは思いますが、何があるかわかりませんから目的意識を持っておくことはマイナスにはならないですね。


転職を既に4、5回繰り返している人は、得られたことがなかったり目的意識なく働いていたとしても、プラスな転職をしてきたことを不自然じゃない程度に伝えられるよう考えておく必要があります。

出来れば一年は働きたい

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いくら学んだことがあったり目的意識があったとしても、1ヶ月で退職した経験が多かったりすると「流石に採用は…」と見送られてしまう可能性があります。


よほどのブラック企業でない限り、最低でも6ヶ月くらいは働いておきたいですね。


「やめるなら早いうち!」とも言いますが、在籍期間が短すぎると合否に影響があることは覚えていた方がいいですね。

転職する時期も大切

  • ブルーオーシャンで戦おう!

いくら面接で100%の力を発揮できたとしても、ライバルが多かったら負けてしまう可能性があります。


出来れば採用されやすい時期、採用された後も働きやすい時期を狙って転職することをお勧めします。

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転職回数の多さを面接で活かす方法

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それでは最後に、転職回数が多い人が面接でどう受答えすればいいのかを説明していきます。


ポイントは前職の不満を言わないことと、プラスな理由で退職したのを伝えることですね。あとは、理由を聞かれない限り自分からは転職回数が多いことは口にしない方がいいですね。

筆者が受け答えするなら

受け答え例

私は介護の事業所や施設の数だけの支援方法や考え方があると思っています。外部研修や新しい職員さんと接する度に「こういう支援方法があるんだ」と自分の支援方法を考えさせられました。実際に1社目では◯◯という目標を掲げ◯を得られることができ、2社目では◯◯という目標を掲げ◯を得られることができました。そして3社目の御社では今までの経験を生かし、最終目標である部長になりたいと思い志望しました。転職回数は多いですが、それぞれで目的意識を持って働くことが出来たので決してマイナスには捉えていません。

みたいな感じでしょうか。即席で書いたのでちょっとおかしな文章かもしれませんが、想いは面接官に伝わる内容だとは思います。


「また得られるもの得たら退職するんじゃ…」と思われそうですが、1社目と2社目は3社目に入社する布石であったことをなんとなく伝えられればOKでしょう。


明らかに短い期間での退職を指摘されたのであれば「就業環境が悪く、自分でもどうしたら良いかわかりませんでした」など、本音を打ち明けつつも前向きに退職したことをアピールしましょう。

まとめ

転職回数が多いのは不利ではありますが、いかにプラスに捉えて発言できるかというスキルが重要になってきます。


その為にも、今から働くであろう職場では何を目的として働いて行くかが重要になります。「転職できたから安心」という考えは捨てましょう。


それでは良い就職活動ライフを!

現介護士が思う、転職するのを避けるべき介護施設の特徴6つ!

悪い施設を見分ける方法はある

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転職の悩み

  • 労働環境が悪い施設では働きたくない…
  • もう二度とブラックなところには行きたくない…

日本にはブラックと言われる企業や施設が多く存在します。誰しもが働きやすい職場へ就職したいと思いますよね。


もちろん働いてみなければわからないことはありますが、入職する前に「いい施設ではない」と判断できる要素は沢山あります。


そのような情報を知って入れば、求人票で施設を絞り込む段階、施設見学の段階、面接の段階で入職を控えるという判断が出来るため、効率的に就職活動を進めることが可能です。


僕は26歳の時点で既に介護業界で2回転職を経験しています。介護士9年目の経験を踏まえ「こんな施設は避けるべき」という要素を挙げてみました。

26歳で3社目って波乱万丈だな

介護施設への就職を考えている人は施設選びの参考にしてもらえればと思います。


ちょっと自分的には面白おかしくブラック施設の特徴を書いた記事があるので、良かったらこの記事を読む前にどうぞ。

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ではいってみましょう!

ホームページに力を入れていない

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ホームページでいい施設かどうかわかるの?

こんな風に思った方は多いはず。個人的にはかなり重要な要素だと思っています。


ホームページは施設の顔になります。求職者の9割が求人媒体を見た後にホームページを閲覧しにくるほど人材募集では重要な役割を担います。

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今やホームページが充実しているのが当たり前な時代に、ホームページがなかったり最低限な情報しか載せていない施設は注意した方がいいでしょう。

POINT

  • 古い考えの経営者、職員がいる可能性が高い
  • ITに詳しい職員がいない可能性が高い

ホームページの出来で主にこの2点が推測できます。


年齢の高い人ほどインターネットやパソコンの知識に疎い傾向にあります。ホームページが不十分ということは、年齢の高い職員しかいないか、年齢の高い職員が施設を取りまとめている可能性が高いと予想できます。若い職員がいない、育っていないという捉え方もできますね。


後に触れますが、働き方に敏感な若者がいないのはブラックな可能性が高ですし、施設職員の年齢が偏っていると凝り固まった意見しか出てきません。


また、ITに詳しい職員がいないのも致命的です。今やAIや人工知能が急速に発達しており、来年には通信システムが5Gへと変わることも考えられます。


ウェブメディアで勝負しなければならない時代になっているのにも関わらず、それを理解していないということはこの先施設が発展しないと予想できるでしょう。


そもそも求職者はホームページが施設見学、面接を決意させる要素になりますから充実していないところは却下になりますよね。

給料が低い

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介護業愛全体の給料は他業界よりも低い傾向にありますが、介護業界の中でも給料が低い施設はなるべく避けた方がいいというのが僕の考えです。

給料の高い方じゃないの?

そうです。給料の高い施設は危ないという話はよく聞きますよね。給料が高い仕事って危険だったり労働時間がやけに長かったりしますから、そのようなイメージが先行するのは当然です。給料の高さで人を釣っているという話もありますよね。


実際に給料の良さに目が眩んで入職する人がいますから、給料の高さが職員の質を下げているという事実には納得です。


しかし介護業界にはその構図は当てはまりにくいです。介護業界の性質上、求職者に知識がない場合が多く「給料が高い施設は危ない」という考えがありますから、給料が高い施設に人が集まっていない傾向にあります。


給料の出どころの大半は介護報酬であり上限が決まっています。つまり、給料の高い施設は運営が上手で施設職員が満足するよう給料を高く設定できているという捉え方ができます。


逆に給料の低い施設は、効率的に経営や現場の業務を回せなかったり職員をコマとしてしか見ていない可能性が考えられます。


僕の経験上、給料が低いことで職員の不満は大きくなり、働く職員自体が満たされていませんから人間関係も悪くなる傾向にあります。給料が高ければ生まれない問題も多く起こりがちですね。


以上のことから、同じ施設形態や規模でも給料が低い施設は注意した方がいいと思います。


介護業界は介護のスキルや知識、経験年数に関わらず給料の高い施設へ就職することが可能ですから、求人票で施設を選ぶ段階では給料の高い施設を積極的に選ぶことをオススメします。

施設内が臭い、汚い

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「トイレの汚い会社はダメな会社だ!」というのは誰しもが聞いたことがあるでしょう。細かいところの掃除が行き届いていないということは、全ての仕事が適当だということですね。


でも僕は汚さ以上に臭いがチェックポイントだと思っています。

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病院の臭いはある程度しょうがないですが、介護施設が臭う=職員の質が低く、適切なサービスが提供できていない可能性が考えられます。


臭いの原因は多岐にわたります。利用者さんの衣類やシーツ、排泄物、職員の靴など様々です。

POINT

  • 職員が排泄物を放置している
  • 忙しくて手が回らない
  • 細かな掃除ができておらず臭いが付着している

便の臭いがするだけで職員の介護スキルレベルが低かったり、労働環境が悪かったり、経営者が効率的に業務を回せていないことが考えられます。


これは施設見学や面接でわかることなので、臭いがひどいという場合にはお断りということも考えたほうがいいかもしれませんね。

身だしなみが整っていない

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  • 靴の汚さは要チェック!

これは職員、利用者さん両方に言えることですね。


あまり認識はされていませんが介護職も立派なサービス業です。ユニフォームの着方や髪型、ひげ、靴が汚れていないか等はチェックポイントです。


身だしなみだけで職員の質、仕事への本気度を測ることが出来ます。そもそもユニフォーム自体がないというところは危ないですね。


利用者さんの身だしなみも同様です。利用者さんの外出する機会が少ないとはいえ、職員がしっかり確認して整えてあげるのが仕事です。


肌着がはみ出していたり寝癖が付いてたりしていたら、職員の質の低さや労働環境が整っていないことが想像できるでしょう。


施設見学、面接に行った際には確認してみることをオススメします。

言葉遣いが荒い

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これも施設見学や面接でのチェックポイントになりますね。


自分という来客がいる場合は職員は普段より言葉遣いを意識するのが当然ですが、それでも荒い場合は注意が必要ですね。そのような施設は普段から利用者さんに対しても言葉遣いが荒い可能性大です。


ここで強調したいのが、強い口調だけではなく利用者さんを名前で呼んだり、ちゃん付けやあだ名で呼んでいるような施設は危ないと思います。


言葉遣いが悪いということは直接的な介助方法も雑であることが考えられます。


ちゃん付けが雑な介助に繋がり、雑な介助が服を引っ張ることに繋がり、服を引っ張ることがやがて身体的虐待につながる可能性があります。


利用者さんとの距離が近づくことは悪くはありませんが、方向を間違ってしまうと利用者さんを無意識に見下してしまいます。


一つの気の緩みは伝染し他の職員の基準にもなり兼ねません。

POINT

  • 職員が書いた利用者さんの名前にも「さん」や「様」が付いているか確認してみましょう

一概に当てはまるとは限りませんが、僕の経験してきたことなので説明させていただいました。

若い職員が少ない

求人票やホームページでは確認が取れないかもしれないので、施設見学や面接で確認してみましょう。

関連記事

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最初の方でも触れたように、僕の経験上では若い職員が少ない職場は労働環境が良くないことが多いです。


介護職員の平均年齢は約45歳なので20代や30代が少ないのは当然なのですが、従業員数が50人や100人規模の施設でも全く若い人がいないのは危ないかもしれません。


働き方に敏感な若者がいないということは、働きやすい環境が整っていないと単純に想像できるからです。今の若い人はプライベート重視で残業に価値を感じません。施設のためというより自分のためという意識が強いです。


そんな若い人が活躍している、笑顔で仕事をしている職場はホワイトに近い職場かもしれないのです。

見分ける自信がない人は

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そんなこと言ったってわからないよ!という人は転職エージェントサイトを利用した方がいいかもしれませんね。


転職エージェントサイトは施設と求職者を結ぶ役割を担っており、紹介できる施設の待遇や労働環境について求職者では知り得ない情報を持っています。


利用は無料ですし別に途中で担当を変更しても構いません。僕なんか話を聞くだけの目的で利用したこともあります笑。


ただ、当然ながら利益優先で経営しているところも少なくないので、エージェントサイト選びが重要になってきます。


たまたまかもしれませんが、今の職場で働くことになった介護のお仕事と、転職祝い金のあるサイトを紹介しておきます。
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人によって合う合わないがあると思うので「ダメだ」と思ったら利用せず自分で探すという方向に切り替えたほうがいいでしょう。

避けるべき施設の特徴まとめ

いかがだったでしょうか?僕の経験によるものが大きいですが、施設を見極める材料にはなるのではないかと思います。


介護業界の転職は何回でも可能だと僕は思っていますが、出来れば成功させたいものですよね。


転職活動は力がいりますから一発で成功させちゃいましょう!

【介護】転職祝い金制度のあるエージェントサイトを紹介します

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転職祝い金って?

疑問

  • そもそも転職祝い金って何?どこから支給されるの?
  • なんかお金で釣ってるからサービスが雑な気がする

就職するだけでお金がもらえるっていかにも怪しそうですよね。「祝い金がある代わりに何かのサービスが不足しているんじゃない?」と思うのは当然かもしれません。


そんな疑問に答えるべく、というか答える為に利用したわけではないのですが、祝い金制度のある介護エージェントを利用してみました。


結論から言うと、怪しい要素はない為、単純に利用したほうが得だなと思いました。

ブラックな要素は見当たりませんでした!

「条件を満たさなければ支給されない」などのハードルはありますが、なんら他のエージェントサイトと変わりはありません。ただ、エージェンサイトに対しての向き不向きもあるとは思うので、誰しもに「使うべき!」とオススメできるものではないです。


リスクは全くないので、エージェントサイトに抵抗のない人は利用してみる価値はあると思います。


それでは、上に書いた疑問に答えつつ、現在ある介護のエージェントサイトを紹介していきます。


ちなみに筆者は福祉大学卒業後、26歳の時点で既に介護業界で2回の転職を経験しました。2回目の転職でエージェントサイトを利用し、割と良い施設で働くことが出来ています。


祝い金制度がないサイトだったので、今思えばちょっと後悔しています笑。


僕みたいに損をしたくない人は読み進めてみてください。

そもそも祝い金制度って何?

祝い金制度とは、求職者が祝い金制度のあるエージェントサイトを利用して就職すると、提示された金額がもらえる仕組みのことを言います。


祝い金は誰が支払うのかというと、エージェントサイトです。


正確にいうと、サイトは企業から多めに掲載費用をもらい、その一部を祝い金に当てているという内容になります。


企業が祝い金のあるサイトに自社を紹介してもらう場合の掲載費用は高めに設定されています。サイト側からすれば「祝い金があって利用者数が多いから企業さんはその分お金払ってね」みたいな感じです。

企業も間接的に祝い金を出していることになるね1

支給の条件は?

  • 基本は働き始めてから数ヶ月後に支給される

  • 支給の時期

就職が決まった段階ではなく新しい職場で働き始めてから数ヶ月後が基本です。


数ヶ月後に設定している理由は、就職が決まった段階で支給してしまうと「祝い金もらったから働くの辞めよう」と、祝い金目当ての人が続出するから。


支給の時期を「働き始めてから数ヶ月後」に設定しているのは、祝い金目当ての人への対策です。当然と言えば当然でしょう。

  • 支給金額

最大で20万円と設定している場合が多く、段階的に支給されます。新しい職場の年収によって金額が上下するところもあります。

  • 支給条件

就職した職場についてのアンケートに答えるだけという非常に簡単なもの。3ヶ月後、6ヶ月後にアンケートがあるので、仕事が続いているのであれば支給されるということになります。

支給条件まとめ

  • 祝い金をもらうには、就職した施設で最低3ヶ月の勤務が必要
  • 金額は最大20万円で、支給される金額はサイトによって異なる
  • やることはアンケートのみ

こういうキャンペーン的なものって途中で解約したら違約金とか払わなくてはいけないことが多かったりするんですが、転職祝い金に関しては縛りがありません。


支給条件をみたさなければ金額をもらえないというだけで、祝い金をもらう上でのリスクはないと言えますね。

転職祝い金の注意点

リスクはないとお話ししましたが、一応注意すべき点を挙げておきます。それは、祝い金があることにより本来の目的を忘れてしまうことです。

POINT

  • 祝い金中心の就職活動は失敗する!

恐らく就職活動をする際は複数のエージェントサイトを利用するとは思いますが、その中に祝い金制度のサイトがあると「祝い金のあるサイトで就職を決めなきゃ」という心理になりがち。


本当はさほど働きたくもない職場でも「祝い金があるから」となってしまっては本末転倒です。本来の目的は就職を成功させることなのですから。


祝い金が目当ての就職活動では、祝い金をもらった後に残るものは何もありません。あるとしたら空虚感、悲しさでしょう。


祝い金制度があるサイトを利用する時の心構えとしては「祝い金はラッキーなもの」と、補足的なものであることを理解した上で利用しましょう。


少しでもお金のことがちらついたのであれば途中でも利用を辞めることをオススメします。

祝い金制度のある介護転職エージェントを紹介

介護転職エージェントサイトで祝い金制度があるのは、僕が知る限り2つのみです。

  • 介護JJ
  • リッチマン介護

僕は介護のお仕事というエージェントサイトで転職を決めたので祝い金はもらえませんでしたが、2つのサイトとも利用したことがあります。


たまたま当たりだったのか相性が良かったのかわかりませんが、担当の人とのやり取りもうまく進みました。


エージェントサイトは今流行っていてどれが良いかわからない!という人も多いと思いますが、結局は担当者とウマが合うかどうかなんですよね。


口コミで評価が良いサイトでもハズレの時もあれば、知名度が低かったり評価が良くないサイトでも「あれ、良いぞ」なんて事はザラです。


結局はインターネットの口コミですから、自分で利用して確かめるというのが一番手っ取り早いです。


利用も無料ですしメールや電話のやりとりが面倒に感じることがありますが、合わなかったら利用をやめれば良いだけのことですからね。


とりあえず登録だけしてみて「エージェントサイト合わないな」というのも一つの収穫です。違うサイトを利用するのでも良いし、自分で求人を探す方向にシフトチェンジしても良いです。


と、長くなってしまいましたが、祝い金制度のあるエージェントサイトを紹介していきますね!

介護JJ



介護、医療業界で10年以上人材の紹介をしてきた実績のあるサイトです。女性求職者をメインとしているだけあって対応は丁寧です。


僕も担当とのやりとりは苦痛がなかったですし、介護のお仕事で就職が決まらなかったらここで就職を決めていたと思います。


求人も全国対応なので、どの地域の方でも気軽に利用できる点はいいですね。


その中でもハローワークの求人は多数取り扱っており、ハローワークの求人を介護JJから応募すると祝い金をもらえる仕組みとなっています。ハローワークを利用するなら介護JJを利用した方が単純に良いということになりますね。


知名度の低さはテレビCMやweb広告などに費用をかけず、転職祝い金として求職者に還元しているから。


介護JJ自ら中小企業とも謳っており、介護業界での老舗といったイメージがあります。大手の営業トークにうんざりしてる方には相性のいいサイトでしょう。

  • 支給金額
転職後の想定年収 支給額
500万円〜 最大20万円
450万円〜 最大10万円
400万円〜 最大7.5万円
350万円〜 最大5万円
300万円〜 最大3.5万円
200万円〜 最大2.5万円

就職先の想定年収によって支給額が変わるという仕組みです。介護業界での500万円〜は役職者や経営者レベルであれば受け取れる額ではありますが、介護職は現実的ではありません。年収400万円〜であれば多くの方が狙える金額でしょう。


ただ、今は介護業界の給料も上がっていますから500万円を目指して就職活動をしてみるというのも大いにアリです。支給の条件は就職した施設で3ヶ月、6ヶ月働き、アンケートに答えるのみで支給されます。


恐らく数あるエージェントサイトの中でも、最も利益より求職者を優先している企業なのではないでしょうか。押し付けがましくないのがそれを物語っていますね。


気になる方は公式サイトを覗いてみてください。
『介護JJ』

リッチマン介護

リッチマン介護

いかにもお金に強そうな名前ですよね笑。その名の通り高収入の求人に強いエージェントサイトです。「転職したことで給料が上がった」と、9割以上の利用者が経験している為、年収アップには適しています。


何も年収がアップするのは経験者や有資格者だけではなく、無資格未経験の人も実感しているという結果があります。完全非公開の求人を取り扱っているからこそ出来ることなのかもしれません。


僕も利用してみたのですが本当に給与の高い求人を紹介してもらえました。社会福祉士で割と経験年数が長いこともあったのでしょうが、年収500万円に近い求人をいくつか挙げてもらえましたね。


ただ、それは給与の交渉をすればその金額までは引き上げられるとの事でした。リッチマン介護の強みはその給与交渉力にあり、僕も強さを実感させられたうちの一人です。


自分ではしづらい給与交渉を積極的にしてくれるのはありがたいですね。

僕は自分で給与交渉をするなんて無理笑

さほど転職の意思はなかったのでその先へは進みませんでしたが、高給与の職場へ就職できる確率は高いと思います。


これは大げさではなく、介護業界は給料が低いのが当たり前という価値観が覆されると思います。利用してみたら違う世界が見えるかもしれませんね。


転職祝い金については最大20万円で、介護JJ同様に3ヶ月後と6ヶ月後に就職した職場についてのアンケートに答えるのみで支給が決定します。


とは言え、高給与の職場へ就職できる確率は高いですから、転職祝い金を上回るほどの年収アップも狙えます。


何やらリッチマン介護で転職をして、祝い金をもらえる事を忘れていた人がいるらしいですからね笑。それほど満足した結果だったのでしょう。


ただ「高収入の職場を無料で紹介してもらえるなんて怪しい」と考える人は数多くいるでしょう。これは介護職へ興味を持った人なら普通に湧き上がってくる疑問ですが、個人的にはさほど不思議ではないと思っています。


高収入の職場へ割と普通に就職できることが可能な理由について触れた記事を貼りますので、気になる方は見てもらえればと思います。
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「うまい話なんてない!」という人にはオススメできませんが、一歩踏み出して見たい方には是非オススメしたいですね、
【リッチマン介護】介護士の求人件数日本最大級。高給与で安心のお仕事探し!


まとめ

いかがだったでしょうか?利用の仕方によっては力を何倍にも発揮するエージェントサイトの中でも転職祝い金のあるサイトを紹介してきました。


ぼくら日本人はうまい話に抵抗がありますが、リスクやデメリットが見当たらないので一度利用してみるのはアリでしょう。


ただ、就職先を見つける方法はエージェントサイトだけには限らないので、一つの情報収集ツールとして捉えて利用すれば、過度な期待をせずに就職活動が進められるかと思います。


就職活動の中心は自分ですから、あくまでサポート的な役割で利用できるようにしましょうね。


では良い就職活動ライフを!